出典:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html

分析したフォレスターの乗り味とは本格アウトドア派からの指示も多いスバルのオフロード性能

ではフォレスターのそのオン・オフロードの実力とはどんなものなのか

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スバル・フォレスター 自動車評論家も唸らせたSK系の試乗レポート

スバル・フォレスター

出典:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html

上の写真のようにスバル車はオフロードを走る姿がよく似合います。

スバルはWRCで活躍した実績もあり、4輪駆動のラインナップがあるボクサーエンジン搭載車種がスバルの販売台数で多数を占めています。
スバル車の売れ筋車種でわかるようにスバルファンが、スバル車に求めているこだわりを感じさせられます。
2018年に5代目となるフォレスター(SK系)が発売されました。

では、自動車評論家やジャーナリストの試乗レポートをから新型フォレスターの機能やプロから見た新型フォレスターの情報をまとめてみましょう。

「アイサイト・ツーリングアシスト」とはなにか。

スバル・フォレスター

出典:https://www.subaru.jp/safety/eyesight/

 

2008年にスバルより発表されたアイサイト。

アイサイトとは人間の目のように左右2つのカメラにより、人や車などを認識するだけでなくその距離までも認識する事ができます。
前方の危険をこのステレオカメラにより関知して衝突を避けるプリクラッシュブレーキ。

停車状態からの誤発進をしてしまった際の衝突をも回避するAT誤発進抑制制御
それ以外に、危険を察知すると注意もしてくれたりもします。

バージョンにより仕様は異なりますが認識するものが拡張していったり、アシストもブレーキからハンドルへと次々と進化し、拡張しています。
そしてそのアイサイトによる運転支援機能がアイサイト・ツーリングアシストです。

このアイサイト・ツーリングアシストの活躍の場は長距離運転時でしょう。
特に高速道路での長距離巡航ドライブから、渋滞での前方車両追従機能は、かなり高い水準までスバルは技術を上げてきています。

ブレーキを停車しきるまで踏み続けた場合に起こる、いわゆる「かっくんブレーキ」を自動でブレーキ圧を調整して軽減します。
渋滞にハマッた時にアシストに任せて「かっくんブレーキ」を連発されてしまっては、快適でも何でもありません。

アイサイト・ツーリングアシストはかっくんブレーキを発生させない他にも車線と車の認識機能など、かなりの実用レベルのものとなっています。
しかし、あくまでもアシストという認識で完全にアイサイトに危機管理を任してしまうのは危険なので、余所見などはしない方がいいでしょう。

新型フォレスターのシンメトリカルAWD

一番多かったのは、コーナリング性能、安定性について言及していた事です。
色々な形、種類の車を乗りなれているからこそフォレスターの凄さがわかります。

フォレスターはSUVなので、どうしてもセダンなどの乗用車よりも車高が高くなり車の重心が高くなってしまいます。
重心が高くなってしまう事で車の安定性が下がり、コーナリングの際のロールが大きくなってしまいます。

ロールとはコーナリングの際にコーナーの外側方向にローリングしようとする挙動です。
しかし、新型フォレスターにはスバル屈指の技術が組み込まれており

フォレスターのロールと同クラス車種のロールは一線を画しています。
冒頭でもお話したスバル車の売れ筋車両がボクサーエンジンと4輪駆動のお話です。

ボクサーエンジンと4輪駆動を組み合わせた技術。
それがシンメトリカルAWDです。

エンジンとトランスミッションは車の重量の中でも省く事のできない大きな重量物です。
そのエンジンがボクサーエンジンにより低重心に且つ、左右に重さを分散する事を実現しています。

そしてトランスミッションを重心の近くに配置する事でスバル独自の安定性を実現する事が可能となりました。
車の重心は低ければ低い程メリットを生みます。
ロール以外にも、コーナリングの安定性、グリップ性能が向上します。

発進、減速時の前後の車の傾きも軽減します。

重心が高くなってしまいがちなSUVだからこそ、フォレスターの安定性がより実感しやすくなっています。

新型フォレスターオフロード性能を更に進化させるためにXモード

では、オフロード性能はどうでしょうか。

悪路、濡れた路面、雪道、すべてにおいて低重心で安定性のあるシンメトリカルAWDがメリットを生むといったお話は割愛します。
新型フォレスターには、オフロード性能を更に進化させるためにXモードが導入されました。

従来のスノーモード、ダートモードに加えてディープスノーモード・マッドモードが追加されました。

この2つのモードにすると、トラクションコントロールがオフになります。
そして空転したタイヤをESCによりブレーキ制御して駆動力を高める事ができます。

試乗レビューで実際にこの機能を確かめる為に、Xモードをオフにした状態で坂道の途中で停車しました。
そしてXモードがオフの状態で登れないという事を証明しようとしましたが、元々性能が高いフォレスターは難なく登れてしまい失敗していました。

おそらく日常使いでは使う場面は少ないかもしれませんが、新型フォレスターがいかに本格的なオフロードにも対応できるかという事がわかりますね。

乗り味以外での新型フォレスターの静寂性

新型フォレスターの性能面で満足できる事は確認できました。
では、細かな仕様など注目すべきポイントについて触れていきたいと思います。

スバル・フォレスター

出典:https://www.subaru.jp/forester/forester/safety/safety0.html

 

よく言及されている事は、静寂性についてです。
エンジンはボクサーエンジンにより静かなのですが、ロードノイズ等も抑えられていて「高級車みたい」という声もあります。

それは、静かなだけでなくスムーズな発進や、アクセルを踏んだ時の反応などのレスポンスも含めたトータルバランスでの意見でしょう。

スバル・フォレスター

出典:https://sp.subaru.jp/accessory/forester/


高級車並みにドライバーのストレスとなる要因を排除した、繊細な作り込みによる意見と捉える事ができます。

その他にも、オフロード走行した時のリアトリムカバーの汚れが衣服に付かないように改良もされています。
そしてSUVは車高が高くなってしまう事から直近の死角が増えてしまいます。

その問題を解決できるカメラもオプションで装着する事が可能です。

 

スバル・フォレスター

出典:https://www.subaru.jp/forester/forester/grade/grade.html#grade3


四角となるサイド、フロントサイド、フロントなどがカメラで見れるようになります。
フロントカメラは、急勾配を上った時に空方向へと視野が傾き進行方向の死角ができた時にも真下、進行方向へカメラによる視認が可能になります。

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試乗評価・口コミから考察したSK系の是非

スバル・フォレスター


出典:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html

写真はスバルオフィシャルサイトの新型フォレスターの写真です。
スバルオフィシャルサイトより一般ユーザーによる試乗レポート(5つ星評価)が公開されていますので、目を通してみました。

試乗をした殆んど(9割近く)の人が5段階中の評価で4~5と高評価です。
5段階というか5つ星評価ですね。
それで小数点もあるので正確に言えば50段階評価です。
それで9割近くの人が★4.0~★5の満点という高評価なものでした

★の評価とそれぞれにコメントも記載してあったのですが、このコメントは原文をそのまま載せていると記載していましたので生のレビューが見れます。
その中でも特に目立った内容をまとめて箇条書きにしました。

2500ccエンジンのパワー、トルクがありストレスなく快適に走れる。
・ステアリングの操作性がスムーズで小回りもきく。
・安定性がありコーナリングが非常に良い。
安全性・視認性がともに高く安心して運転できる。
・静かで、高級感がある。

これらの意見から、新型フォレスターの登場を待ちわびていたスバリストも満足できる仕上がりである事がわかります。

スバル・フォレスター 6速MT・ターボ車の廃止

新型フォレスターの口コミ・レビューにある低評価には6速MTとターボ車の廃止がありました。
安定性、コーナリング性能がSUVとは思えない仕上がりが評価されているからこそ、走りを更に追求したいというユーザーにはこの2つの廃止は惜しまれる事となってしまったようです。

しかし、6速MTは7速CVTへと変わりターボ車を2500ccのNAエンジンに換装した背景には、スバルの企業としての環境問題への取り組みでしょう。
時代の流れで省エネ、環境問題への取り組みの犠牲が従来のスポーティな走りとなりました。

しかし、どちらの廃止にも燃費の向上や排出ガスの軽減などのメリットを重視した結果で、車本来の性能としてはレビューを見れば問題が無い事はあきらかです。

スバル・フォレスター 試乗の際見るべきポイントはスバルらしさ、技術

スバル・フォレスター

出典:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html

上の写真はスバルオフィシャルサイトより引用した写真です。
家の前にフォレスターが停まっている事を想像させてくれるいい写真ですね。

一般ユーザーやプロの試乗レビューのまとめを見て購入意欲が高まった方の為に、もし試乗をするならどういったポイントに注目すべきかというお話をします。

一番注目すべき点はやはり安定性です。

すでにSUVに乗っている方は、フォレスターの凄さをすぐに体験できます。
はじめてSUVに乗るという方や、他社のSUVと迷っている方は、フォレスターの安定性を知る為に他社のSUVを試乗してからフォレスターの試乗を試みるのもいいかもしれません。

安定性の他にはアイサイトなどの安全装置関連、走りに不満は無いか等のポイントに注目してみると良いでしょう。

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スバル・フォレスターの試乗レポートから分析したフォレスターの乗り味とは(まとめ)

ターボ車の廃止と6速MTの廃止は残念ではありますが、スバル広報部によるとMT車のニーズの少なさが原因との事です。
特に日本は北米、欧州よりもニーズが低いそうです。

そしてハイブリットカーと2500ccのNAの2種ラインナップに関してもハイブリットカーの売れ筋が高く全体的なニーズによるものなのかもしれません。
フォレスターSK系は個人的に完成度が高く仕上がりの素晴らしい車だと思います。

スバルには数少ない遊び心ある自動車メーカーであり続け、またスバリストを唸らせる車を是非つくってほしいと思います。

 

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