
初代フォレスターが登場したのは1997年。
以来、安定した人気を誇っているフォレスターがフルモデルチェンジを行い、2018年7月19日に発売されました。
そして、9月14日には2.0Lエンジンにモーターをプラスした「e-BOXER]を搭載する『Advance』も発売を控えている状況です。
今回は新しくなったフォレスターの大きさ・サイズ感そして、ライバル車とのサイズの比較を中心にレポートしていきます。
先代のフォレスターと大きさとサイズ感、そしてサイズが変わったことによりどのようなメリットが生まれたのか!
詳しく見ていきましょう。
目次
新型フォレスターの4代目と5代目のボディの大きさの違いから

出典:https://www.subaru.jp/forester/forester/design/exterior.html
まずは、わかりやすく先代との外寸を比較するとともに、初代からどれくらい成長したかも、合わせて見ていきましょう。
4代目フォレスター | 5代目フォレスター | 初代フォレスター | |
全長 | 4,610㎜ | 4,625㎜ | 4,460㎜ |
全幅 | 1,795㎜ | 1,815㎜ | 1,735㎜ |
全高 | 1,715㎜ | 1,730㎜ | 1,595㎜ |
ホイールベース | 2,640㎜ | 2,670㎜ | 2,525㎜ |
車両重量 | 1,460㎏~
1,610㎏ |
1,520㎏~
1,640㎏ |
1,360㎏~
1,430㎏ |
4代目から5代目へと、すべての数値においてサイズアップがされているのですが・・
並べて見ても、フォレスターファンでないとわからない数値となっています。
また4代目からフルモデルチェンジと呼んでも、フォレスターファンでなければ、ぱっと見てもフルモデルチェンジとは気付かないはずです。
しかし、しっかりと見れば「ん、新しくなった」と気付くデザインに仕上がっています。
スバルの人気車種だけに、フォレスターらしさをしっかりと残したフルモデルチェンジと言えるでしょう。
良く見ると「おしゃれは足元から!」というように、フェンダー回りからホイールが収まるアーチ部分が4代目とは変わり、SUVらしく、力強いデザインとなり、たくましさを演出しています。
今回、新型フォレスターに採用されたのが、スバルが新しく開発した「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」が使用されています。
SGPとは、スバルが目指す「安心」「愉しさ」を実現するためのコンセプトの一つであり、フレームワークの最適化を図りながら剛性も向上させています。
サスペンションの強化、低重心化されているのでより安定した走りとなっています。
このSGPが採用されたことにより、ホイールベースが30㎜延長されています。
4代目フォレスターと新型フォレスターの室内の大きさは?
ボディの大きさの違いがわかったところで、次はフォレスターの室内はどのように変わったのか見ていきましょう。
4代目フォレスター | 5代目フォレスター | |
室内長 | 2,095㎜ | 2,110㎜ |
室内幅 | 1,540㎜ | 1,545㎜ |
室内高 | 1,280㎜ | 1,270㎜ |
室内のサイズも先代とほぼ変わりません。
サイズはあまり変わっていませんが、先代より工夫を凝らし、後部座席の足元に余裕があり、ゆとりある空間が実現しています。
さらに、後部座席はリクライニング機能も付いています。
後部座席のドアも大きく開きますので、チャイルドシートも余裕をもって装着することができますし、子供をチャイルドシートに座らせる時も、余裕があります。
さらに広いカーゴルーム

出典:https://www.subaru.jp/forester/forester/utility/utility.html
新型フォレスターのカーゴルームは荷室開口部最大幅は1,300㎜もあり、荷室高は884㎜もあります。
荷室容量は、最大で520L(Advanceは509L)と大容量です。
SUVでアウトドアに出かける場合、荷物が多くなりがちですが、これだけ大容量だと安心して出かけることができます。
他にも、新型フォレスターのリヤシートは6:4分割可倒式になっていますので、スノーボードなどの長尺物も後列シートの片側を倒せば乗せることできるし、後列シートを全部倒せば、自転車を乗せることもできます。
後部座席もゆとりがあり、荷物もたくさん乗せることのできる新型フォレスターは、SUVとしてもファミリーカーとしても活躍するはずです。
新型フォレスターの街乗りでのサイズ感はどうだ!
新型フォレスターは新しいプラットフォームを採用しホイールベースが30㎜長くなりました。
ということは、「取り回しがきつくなったのかな?」と思いましたが、そのようなことはありませんでした。
最小回転半径は先代フォレスターより+0.1mの5.4mに抑えてきました。
これは、スバルの技術の高さ、努力の証であります。
街乗りだと、取り回しの良さが肝になってきますし、特に駐車場などでは取り回しの良さが実感できるはずです。
ミドルSUVでありながら、街乗りもこなす新型フォレスターのサイズ感はGOODです。
ライバル車とのサイズを具体的に徹底比較
新型フォレスターのサイズなどがわかりましたが、実際にライバル車とはサイズがどのように違うのか見ていきましょう。
マツダ CX-5

出典:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/feature/design/?link_id=ftft
マツダが2012年から製造・販売しているSUVです。
2017年2月にフルモデルチェンジを果たし、現在2代目が発売中です。
マツダの中でも人気車種の部類に入り、マツダが誇る「SKYACTIVE」を搭載し、先代から売り上げが好調。
先代の人気をそのまま譲り受け、売り上げも好調な車種になります。
ボディサイズから比較してみましょう。
新型フォレスター | CX-5 | |
全長 | 4,625㎜ | 4,545㎜ |
全幅 | 1,815㎜ | 1,840㎜ |
全高 | 1,730㎜ | 1,690㎜ |
ホイールベース | 2,670㎜ | 2,700㎜ |
フォレスターが全長で80㎜、全高でも40㎜、長く高くなっています。
しかし、CX-5が全幅で25㎜、ホイールベースで30㎜長くなっています。
全長の80㎜は差を感じますが、フォレスターとCX-5のボディサイズはあまり変わりません。
実際に取り回しに関係が出る、最小回転半径を比べてみると
新型フォレスター:5.4m
CX-5:5.5m
以上のようになっており、差はありませんね。
では、室内のサイズはどうでしょうか。
新型フォレスター | CX-5 | |
室内長 | 2,110㎜ | 1,890㎜ |
室内幅 | 1,545㎜ | 1,540㎜ |
室内高 | 1,270㎜ | 1,265㎜ |
ボディサイズに差はほとんどありませんが、室内では、幅・高さともに差はないが、長さについては、フォレスターが220㎜長いという結果になりました。
ダッシュボードの長さの差がわからないので何とも言えませんが、ダッシュボードや運転席・後部座席にゆとりがあるのはフォレスターのようです。
日産 エクストレイル

出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/exterior_interior.html
日産が2000年から製造・販売しているSUVです。
現在は2013年にモデルチェンジを受けて、3代目となっています。
最近のSUVは洗練されたデザインなどから街乗りでの使用を含めた考え方が多い中、このエクストレイルは「オフロード」に重点を置き、タフさをイメージしてきました。
現在でも、オフロード感を残しつつも、デザインもオシャレになり、人気を集めています。
では、ボディサイズから見ていきましょう。
新型フォレスター | エクストレイル | |
全長 | 4,625㎜ | 4,690㎜ |
全幅 | 1,815㎜ | 1,820㎜ |
全高 | 1,730㎜ | 1,730㎜ |
ホイールベース | 2,670㎜ | 2,705㎜ |
ボディサイズの数字に大きな差がないのですが、全高以外すべてエクストレイルのほうが数字が大きいので、気持ちエクストレイルが大きいことがわかります。
では、取り回しに関係がある最小回転半径はどうでしょうか。
新型フォレスター:5.4m
エクストレイル:5.6m
やはり、新型フォレスターが一回り小さい分、0.2mの差が出たようです。
次に室内のサイズを比べていきます。
新型フォレスター | エクストレイル | |
室内長 | 2,110㎜ | 2,005㎜ |
室内幅 | 1,545㎜ | 1,535㎜ |
室内高 | 1,270㎜ | 1,270㎜ |
ボディサイズでは、一回り大きかったエクストレイルですが、室内のサイズを比べてみると、フォレスターのほうが若干広いようです。
エクストレイルは、2013年の3代目が発売後、5年の年月が流れています。
それを考えると、年数の技術の差が室内の大きさにも出たのではないでしょうか。
また、エクストレイルはそろそろフルモデルチェンジの噂も流れているようです。
新型フォレスターのサイズや街乗りの運転のしやすさのまとめ
新型フォレスターのサイズ感と、ライバル車とのサイズの比較を調査しました。
フォレスターは、1997年の発売から20年以上の実績があります。
今できるすべてのスバルの技術が濃縮された良い車に仕上がっているようです。
しかし、ターボがないのが残念ですが・・時代の流れなのかもしれません。
アウトドアに活躍するSUV。
あなたも、海・山・川にフォレスターと出かけてみませんか?