
ついにガソリンモデルの販売が開始された、スバルの新型フォレスター。
ひと目見ただけでかっこよすぎ。テンション上がります。
しかしこれだけ風格がある見た目をしていると、燃費についても気になってしまいますよね。
ということで、新型フォレスターの燃費ついて気になる点をチェックしてまとめてみました。
目次
新型【スバル・フォレスター】の燃費は悪い?ライバル車との比較でチェック!

出典:https://www.subaru.jp
新型フォレスターのカタログ公式燃費値となるJC08モード燃費値は、
・2.5Lエンジン搭載車…14.6km/L
・2.0Lマイルドハイブリッド車…18.6km/L
という結果となっています。
この数値は、ミドルクラスSUV車としてどのくらいの数値といえるのでしょうか。
同クラスのライバルSUV車と比較してみてみましょう。
比較するのは、
・トヨタ/ハリアー
・日産/エクストレイル
・マツダ/CX-5
・三菱/アウトランダー
の4車種となります。
ライバル車との燃費比較(ガソリンエンジン)
・フォレスター(2.5L・4WD)…14.6km/L
・トヨタ/ハリアー(2.0L・4WD)…14.8km/L~
・日産/エクストレイル(2.0L・4WD)…15.6km/L~
・マツダ/CX-5(2.5L・4WD)…14.2km/L~
・三菱/アウトランダー(2.4L・4WD)…14.6km/L
(「carview!」調べ)
新型フォレスターのガソリンエンジンは2.5Lということを考えると、悪くはない数値だと思います。
2.0Lエンジンのハリアーと比べても遜色ないあたりはかなり頑張っているといえますね。
ということで、新型フォレスター・ガソリンエンジンモデルの燃費はそれほど悪くないというのが率直な印象です。
ライバル車との燃費比較(ハイブリッドエンジン)
・フォレスター(2.0L・4WD)…18.6km/L
・トヨタ・ハリアー(2.5L・4WD)…21.4km/L
・日産・エクストレイル(2.0L・4WD)…20.0km/L
・三菱・アウトランダーPHEV(2.0L・4WD)…19.0km/L
(「carview!」調べ)
CX-5はハイブリッド車の設定はありませんが、2.2Lディーゼルターボが18.0km/L~となっています。
新型フォレスターのハイブリッドモデルは、ライバル車に比べて数値的には抑え気味。
物足りないなぁって思っていませんか。
しかし、実質価格がガソリンモデルとそれほど変わらないマイルドハイブリッドという特質上、仕方がありません。
ハリアーやエクストレイルのハイブリッドと、目指すところが違うといった印象ですね。
新型フォレスターに採用されているマイルドハイブリッドについては、このページの続きで説明しています。
新型【スバル・フォレスター】の実燃費!カタログ値との違いは?

出典:https://www.subaru.jp
ガソリン搭載モデルは2018年7月19日、ハイブリッドモデルは9月14日が発売日とあって、実燃費についての情報はまだあまり見当たりませんね。
一部の情報ではガソリンモデルで、10.87km/Lという値も目にしましたが、信用できる情報なのかよくわかりませんでした。
実燃費と言っても、それぞれの装備の違いや走行状態によって大きく変わりますのでむずかしいところです。
そこで、日本でも2018年10月から導入されるWLTCモード燃費が、実燃費を予想する上で参考になるのではないかと思います。
「WLTCモード燃費」とは、
・市街地モード
・郊外モード
・高速道路モード
で構成された国際的な燃費の試験方法のこと。
アイドリングや積載物の重量など多くの項目を考慮された燃費基準となっています。
よってこれまでのJC08モード燃費より実際に利用する状態の燃費に近い値になることが予想されています。
新型フォレスターのWLTCモード燃費は、
・2.5Lエンジン搭載車
WLTC総合:13.2km/L
市街地モード:9.6km/L
郊外モード:14.6km/L
高速道路モード:16.4km/L
・2.0Lマイルドハイブリッド車
WLTC総合:14.0km/L
市街地モード:11.2km/L
郊外モード:14.2km/L
高速道路モード:16.0km/L
となっています。
現在のカタログ値であるJC08モード燃費だと
・2.5Lエンジン搭載車…14.6km/L
・2.0Lマイルドハイブリッド車…18.6km/L
となりますので、ガソリンモデルで1.4km/L、ハイブリッドで4.6km/Lの差が出ています。
やはりこちらのほうが、実燃費に近いというのを感じますね。
ただこうやってWLTC総合値でみると、ガソリンモデルとハイブリッド車の違いがあまりないようにも思えますよね。
それには、新型フォレスターに採用されているマイルドハイブリッドについて理解する必要があります。
つづけてご覧ください。
フォレスターに採用されているマイルドハイブリッドって?
新型フォレスターで採用されているマイルドハイブリッドとは、エンジンを主な動力として使用するハイブリッドシステムのことです。
小さめの電池とモーターによってエンジン駆動をアシストするシステムのため、電気自動車としての走行はできません。
あくまでエンジンの補助するのが目的。
その分構造がシンプルで、開発コストや材料費が抑えられますので、価格も安くなります。
電気の動力だけでも走行できるライバル車のハリアーなどに搭載されているハイブリッドシステムとはちがう考え方で設計されています。
ガソリンモデルVSハイブリッド、どちらを選ぶのか
WLTCでの値をみると、電気のアシストを受けているハイブリッドモデルは、市街地向き。
逆に排気量で勝るガソリンモデルは、郊外や高速道路をよく使う方に向いているようですね。
しかしそれぞれどちらも大差ないので、燃費以外の装備などでグレードを選んで良いのではないかと個人的には思います。
新型【スバル・フォレスター】の燃費を向上させる3つの注目装備

出典:https://www.subaru.jp
ここまで新型フォレスターの燃費ついて、チェックしてきましたが、燃費の向上に役立つ装備も用意されています。
もちろんアイドリングストップは標準装備となっていますが、エンジン性能以外にも燃費向上のためにさまざまな工夫が新型フォレスターにはされていますよ。
SI-DRIVE

出典:https://www.subaru.jp
スバル車ではおなじみの「SI-DRIVE」。
燃費に配慮された「インテリジェントモード(I)」とスポーティな走りが楽しめる「スポーツモード(S)」を切り替える事が出来ます。
悪路の操作性も制御するX-MODE(Xモード)にくわえて、「SI-DRIVE」も駆使することで、走りのバリエーションも広がりますね。
アクティブグリルシャッター
新機能「アクティブグリルシャッター」も装備されています。
車両の状態にあわせて、フロントバンパーの中にあるシャッターを自動での開閉し、空力性能を高めて燃費性の向上が期待できます。
走行時の安定せにも配慮されたシステムです。
ECOクルーズコントロール※Advanceのみ
「アイサイト」とハイブリッドシステムを協調制御することによって、クルーズコントロール使用時の燃費をおさえることができます。
ハイブリッドモーターと回生ブレーキを効率よく使用して、追従運転時をアシストしてくれますよ。
ハイブリッド搭載グレードの「Advance」のみの搭載となっています。
これらの装備をうまく使うことによって、燃費をおえることができそうですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
新型フォレスターの燃費は、同クラスのライバル車とくらべても遜色ないといった印象でした。
ロングドライブも安心してできそうですね。